Brain Pad TiPOとは?
- BrainPad TiPOとは?
- BrainPad TiPOはセイコーインスツルメンツ(旧・セイコー電子工業)が発売していた、法人向けの業務用携帯情報端末でした。要するにシャープのザウルスみたいな物です。
個人向けにパーソナルメディア株式会社の通信販売やエス・アイ・アイ販売を通じての店頭販売が行われていました。
その後、1999年8月末に製造が終了しました。
BrainPad TiPOはBrainPadシリーズの3代目で、従来のシリーズはOSにMS-DOSを採用していましたが、今回国産のOSであるTRONの体系の中のBTRONのサブセットOS、μBTRONを採用されています。
- しかし、なぜいまTRONなのか?
- それはTiPOを開発するときのコンセプトに、
- インターネットにアクセスできること
- 外出先から会社のイントラネットにアクセスでること
- リアルタイムOSで日本語が表示できること
・・・というのがあったそうです。これらの条件を満たすOSがBTRONだったというわけです。しかし、BTRONにはインターネットの接続に必要なTCP/IPというものが標準で搭載されていないのでBrainPad TiPOを開発する際に追加されました。
- BrainPad TiPOを使ってみて
- システムをバージョンアップさせることができる携帯情報端末、Brain Pad TiPO。そのバージョンアップはTiPOがインターネット経由で簡単に行うことができます。某OSの宣伝文句の「初心者にも簡単」が大嘘だというのは公然の秘密ですが、(最近のバージョンアップもそうですね。バージョンアップではなく、一からインストールしなおしましょう。)TiPOは違います。本当に簡単にバージョンアップできるのです。もちろんそれを実現できるように作ってあるからなんですけどね。<-えらい!
最近のバージョンアップで念願のPIMが搭載されました。空き容量が減ってしまったのは残念ですが、メモリーカードも買ったし、万全の態勢でTiPOを活用できます。
ただ、じゃあ電子手帳として使うと簡単に使えるかというとちょっと疑問があります。(もっとも電子手帳の枠にははまりませんね。)パスワード機能がないのが一番気にかかります。バックアップ機能も欲しいなぁ。Exchenge使えばいいんですけどね。
でも、SIIのみなさんが改良のため日々がんばってるので応援しましょう。
# TiPO PLUS はイイですよっ!
# お値段もお得 ^_^/
なんたってThinking Database-PDA ですから。
あと、とにかく独特のファイル構造を理解するのに時間がかかりました。
BTRONはMS-DOS,MS-WINDOWS,UNIX,マッキントッシュのようなメジャーなOSが採用しているツリー構造のファイルシステムではなく、ネットワーク型のファイルシステムを採用しています。使いこなせばDOSなどのようにファイルの保存場所を探すのに
苦労せずにすむのですが・・・。
と、いうことを当時書いてました。今読み返すと恥ずかしい文章ですね。^o^;;(2006年3月12日記す)
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