IP電話がやってきた
インターネット回線を活用した電話通話サービス「IP電話」が以前からありましたが、私が利用しているISPもIP電話の試験サービスをはじめたので応募しました。
IP電話アダプタの設置・設定
IP電話アダプタが宅配便で、利用案内の書類が郵便で届きました。
私は以前からADSLをブロードバンドルーター(以下、ルーター)を介して接続していて、IP電話アダプタにはその際の設定方法などが書いてありません。ちょっと手間取ってしまいました。以下はインターネットへの接続をブロードバンドルーターを使用している場合の設定手順です。
これはIP電話サービスを提供している会社の想定外のものです。あくまで私の設定なので、もし実施するときは
自己責任
にてお願いします。なんらかの損害が発生しても責任はとりませんのであしからず。
作業の流れ
IP電話アダプタを設置
↓
パソコンのネットワーク設定
↓
ブロードバンドルーターの設定
↓
IP電話アダプタの設定
↓
完了
ポイントは、PPPoE接続は今までブロードバンドルーターがやってくれていましたが、今後はIP電話アダプタがやってくれるようになります。よってブロードバンドルーターのWAN側の設定をPPPoE接続ではなく通常接続にすることです。
準備
- パソコン、ADSLモデム、ブロードバンドルーターの電源を切ります。
- IP電話アダプタの説明書通りに接続します。ルーターはIP電話アダプタとパソコンの間に挟みました。
[説明書]:モジュラージャック→ADSLモデム→IP電話アダプタ→パソコン
[私の場合]:モジュラージャック→ADSLモデム→IP電話アダプタ→ルーター→パソコン
- ADSLモデムの電源を入れます。
- IP電話アダプタの電源を入れます。
- ルーターの電源を入れます。
- パソコンの電源を入れます。
パソコンとルーターの設定
IP電話の設定の前にルーターの設定を再確認・必要ならば変更します。
私が使用しているルーターはプラネックスBRL-04Aです。
- パソコンのネットワーク設定で「IPアドレスを自動取得」にします。
- ルーターへブラウザを使ってログインします。
- 「ローカルのネットワーク設定」で「ネットワークアドレス変換(NAT)」を「する」にして「適用」します。
- 「アドバンスド設定」-「WANポート設定」で「サービスタイプ」を「通常接続」で「設定」します。
- 「IP設定の自動取得」を「する」にして「適用」します。
- 「アドバンスド設定」-「DHCPサーバ」で「DHCPサーバ」が「有効」になっていることを確認します。
- 保存して再起動します。
IP電話アダプタの設定
- ブラウザからIP電話アダプタへログインします。
- 説明書通りに設定します。(この時にログイン名を間違えてしまい、はまりました。初期設定に戻す羽目になりました。)
- うまくいけば作業完了です。インターネットまで接続できることを確認します。
IP電話サービスを利用しよう
電話をかける
- 受話器をあげ、普通に電話をかけます。市内であっても市外局番からダイヤルします。
- ダイヤルし終わると「プッ、プッ、プッ、プッ」という発信音が受話器から聞こえ、IP電話アダプタの「通話ランプ」が緑に点灯します。
「通話ランプ」が点灯しない場合、携帯電話などへの通話は「NTT回線」での通話になっています。これはIP電話アダプタが自動的にやってくれます。
通話の感想
設定が終わったのが夜中だったので、まだ誰にも電話してません。しばしお待ちを。
© 1998-2015 小副川長宏 (OSOEGAWA Nagahiro) All rights reserved.